2005年02月07日
トーノZEROアニメ感想B-伝説! バトルビーダマン 炎魂 total 3244 count

台詞にさりげなく「イカ」の2文字を紛れ込ませるナイスなザコキャラ、イカビーダー!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日の炎魂の感想。

サブタイトル §

第5話『未知との遭遇』

あらすじ §

 ブルは、ビーダマンを持たない無口なビーダー、アキュラスと、白い狼のシンと出会います。

 彼らが立ち寄った街は、お宝の噂でビーダー達を集めていました。しかし、実はお宝が無く、立ち寄ったよそ者に難癖を付けてお宝を巻き上げる罠を張っていました。

 彼らが街から出て行こうとすると、お宝を巻き上げるために自警団が待ちかまえていました。

 ブルは彼らと戦いますが、相手が多く劣勢です。

 アキュラスは、ブルに倒された自警団が落としたビーダマンを手に、ストライクショットを撃って彼らを倒します。

 ブルは彼に付いていきます。

感想 §

 ああ、面白い!

 こんなに面白いアニメが見られる今時の子供は幸せだ!

 特に良いのが、世の中の汚い部分を手加減しないで描いているところですね。

 子供には綺麗事の夢ばかり見せようとしていません。ブルの所持金は僅かだし、客引きしている宿屋はあこぎだし、その上、街全体がよそ者のお宝を巻き上げようとはとんでもないです。しかし、それは程度の差こそあれ現実にあり得るころであり、そういうものに対する耐性を身に付けるためにも、少しずつ子供に伝えていく必要があります。そうしなければ、あこぎな悪党のカモが量産されるだけです。

 そういう話はさておいても、魅力たっぷり。

 屋台のオヤジからもらった食い物を美味しそうに食べるブルの食べっぷりも手間と愛情を書かけて描いてあるし。喋る白狼のシンもなかなか魅力のあるキャラクターですね。特に、人間が喋らず白狼の方が喋るというミスマッチ感が、魅力を引き立てています。

今回の名台詞 §

イカビーダー「これで俺に勝とうとはイカれた野郎だ」

 ザコとして登場するイカビーダーも、いちいち台詞に「イカ」という2文字を繰り返し忍ばせて、実に見事なまでに凝っていますね。これだけの台詞を考えるだけで、結構な手間であるはずです。それにも関わらず、その手間を掛けたところが面白さの源泉の1つでしょうね。